やすらぎ支援員養成講座を実施しました

令和7年5月15日、22日、29日の3日間で「やすらぎ支援員養成講座」を行いました。
やすらぎ支援員とは、自宅で認知症高齢者を介護する家族を支援するため、家族に代わって見守りや話相手を行う有償ボランティアです。
3日間の講座では、「認知症について」や「認知症の方への対応の仕方」について講師をお招きし、認知症の症状のある方への対応などを学びました。講師が実際に経験してきたことなどをお話しくださり、受講生は講義の内容を漏らさないようにと必死にメモを取っていました。「認知症高齢者の方が嫌がることをしない」というキーワードがありました。
認知症の母親をご家族で支えていた講師の方は、家族の葛藤やそれぞれの立場での想いなどを包み隠さず話してくださり、本音の講義に受講生は真剣な面持ちでした。
最終日には、やすらぎ支援員として活動している先輩支援員から、実際の支援について体験談を話してもらう時間を設けました。「認知症の方をもっと理解したいと思って話をしていると、あっという間に時間が経ってしまう」「決められたルールの中で、自分に出来ることをしている」「人生の先輩から学ぶことがたくさんある」「やすらぎ支援で経験したことが自分の生活に活きている」などの話がありました。
これからやすらぎ支援員として活動する時に、とても参考になる話ばかりでした。新しい支援員と先輩支援員が交流する貴重な時間となりました。
15名の新しい支援員さんが加わり40名となりました。認知症高齢者の方をご自宅で支えるご家族に寄り添えるよう、今後も支援を続けていきたいと思います。